カイロを使って首を温める、冷ますを繰り返すと血流がよくなり、自律神経の乱れも整って、血圧が下がってくる

血圧が高い人には、首の筋肉が凝って硬くなっている、という特徴が見られます。首の筋肉が硬くなると、首から脳へと向かう血管が圧迫され、血流が悪くなります。それでも心臓は脳に十分な血液を送ろうとするので、心臓は圧力を高めます。

その結果、血圧が上がってしまうのです。また首の骨(頚椎)の周りには多くの自律神経が通っています。このため、首の筋肉が硬くなると、自律神経が乱れやすくなります。自律神経は血管や臓器の働きをコントロールする神経で、緊張しているときに優位になる交感神経と、リラックスしているときに優位になる副交感神経があります。交感神経が優位なときは血圧が上がり、副交感神経が優位なときは血圧が下がります。

首の筋肉が硬くなっているときは、筋肉が緊張しているので、交感神経が優位になつています。交感神経優位の状態が続くと血圧は下がりにくくなります。この首の筋肉の緊張をとるためにおすすめしているのが「首温め」。

いくつかやり方がありますが、今回はタオルと使い捨てカイロを用いる方法を紹介します。カイロを粘ったタオルを首に巻き、首の後ろを温めます。30秒温めたら、タオルをとって1分ほど冷まします。この温める、冷やすを3回線り返します。

温度差によるメリハリをつけることによって、首の血流が改善し、自律神経の乱れも整ってくるのです。なお首温めに使ったカイロを捨ててしまうのはもったいないので、それ以外の時問は腰などを温めるのに用いるとよいでしょう。

実際に最大血圧が180mmHG以上あった50代の男性が首を温めを続けたところ血圧が下がったばかりか、降圧剤を減らすことができ、今では薬なしで血圧を管理できるようになりました。なお、冬は寒暖差により血圧が急激に上昇することがあるので、首を冷やさないことも大切。自宅でも首が涼しいと感じる人は、カイロなしのタオルを首に巻いて、首の冷えを防ぐとよいでしょう。
用意するもの

  • フェイスタオル(1枚)
  • 使い捨てカイロ(1個)
  1. タオルにカイロを貼るタオルの真ん中あたりに使い捨てカイロを貼る
  2. 首の後ろを温めるカイロが外側になるようにして首の後ろを30秒温める。
  3. タオルを外して冷ます。30秒たったらタオルを外して1分くらい冷ます。
  4. 2~3を繰り返す温める、冷ますを3回繰り返して1セット。朝、夕方など分けて1日2セット行います。

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