低エネルギーで食物繊維が豊富なためナトリウムを排泄してくれる「こんにゃく」

特有の歯ごたえもGood!

こんにゃくは、1 枚(250g) のエネルギーがわずか13kcal程度しかない、代表的な低エネルギー食品。しかも、弾力性のあるかみごたえで咀嚼回数を増やしてくれるので、脳の満腹中枢を刺激して、食べ過ぎを防いで肥満防止にも役立ちます。
こんにゃくは味がしみにくいので、切り目を入れたり、ちぎるなどして、表面積を増やしてしっかりと味つけをしたほうがおいしくいただけます。また、板こんにゃくやしらたき(糸こんにゃく)、刺身こんにゃくのほか、米などに混ぜて食べる粒こんにゃくなども売られています。おでんや煮物ばかりでなく、さまざまな料理法でこんにゃくを楽しく利用しましょう。

食物繊維がナトリウムを排泄

こんにゃくの特徴といえば、グルコマンナンと呼ばれる食物繊維を豊富に含むことがあげられます。グルコマンナンは水溶性食物繊維の一種。余分なコレステロールを吸着して体外に排泄する働きがあり、コレステロールの増加を防いで動脈硬化を予防する効果があります。またグルコマンナンはコレステロールだけでなく、余分なナトリウムの排泄も促してくれます。その結果、血圧の上昇を抑えて高血圧を予防してくれるのです。
ただし、グルコマンナンは原料が生芋の物にしか含まれていません。生芋を精扮した物が原料の場合、水溶性食物繊維の効果を失いますので、より大きな効果を期待するなら、原料が「生芋」と明記されている物を購入するとよいでしょう。

高血圧を予防するカルシウムも

こんにゃくには、ナトリウムを排泄して血圧の上昇を抑えるカルシウムも含まれています。その含有量(100g当たり) は生芋こんにゃくで68mg、しらたきでは75mg。こんにゃくのカルシウムは酸に溶けやすいため、体内で効率よく吸収することができます。カルシウムは吸収されにくいうえ、日本人が不足しやすい栄養素。つとめて摂取するようにしたいものです。

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