消化に効果大、高血圧の改善にも「大根」

胃にやさしい「自然の消化剤」

大根といえば、食べた物の消化を助ける食べ物とご存知の方も多いと思いますが、これは大根に含まれるジアスターゼという酵素の働きによるものです。また、だいこん特有の辛味成分に含まれるアリルマスタードオイルには、胃液の分泌を促す作用があり、胃痛や胃弱に有効。食事療法をスムーズにすすめるために、だいこんを食べて胃を整えておきましょう。
また、だいこんには、ビタミンCやカルシウムも含まれています。ビタミンCは、血管の縮を起こすストレに有効、カルシウムは余分なナトリウムを排泄、どちらも高血圧の改善に欠かせない栄養素です。

だいこんの葉が効果絶大

ところで、だいこんは根の部分よりもむしろ歯のほうに絶大な効果があります。たとえば、葉には根には含まれていない-βカロテンが3900mg(100g中) と、かぼちゃにも匹敵するほどの含有量です。また、カルシウムの含有量も100 g中260mgで、こまつなの170mgを上回っています。
さらに葉に含まれるグリシンといううアミノ酸には、コレステロールを排泄したり、血圧を下げる効果も認められています。最近では葉つきの物は、店頭であまり見られなくなりましたが、これらの効果を考えれば、できるだけ葉つきの物を求めて丸ごといただくほうがずっとお得です。

切り干しだいこんも栄暮たっぷり

また、だいこんを細切りにして天日干しした切り干しだいこんも、高血圧予防におすすめです。切り干しだいこんは、100g中カリウムが3200mg、カルシウムが540mg、食物繊維が20.7 gも含まれており、生の状態のときより栄養価がかなりアップします。ナトリウムの排泄に有効なカリウム、カルシウム、動脈硬化を抑える食物繊維、どちらも積極的にとりたい栄養素です。

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