加熱に強いビタミンCが魅力大「ピーマン」

ストレスにはビタミンCが必須

独特の香りとほろ苦さでおなじみのピーマンには、ビタミンC が豊富に含まれています。ビタミンC は、強いストレスを感じたり、たばこをたくさん吸ったりすると、大量に消費されます。というのも、ビタミンCは、ストレスに対処する副腎皮質ホルモンやカテコールアミンといったホルモンの材料になっているからです。
ストレスをやっつけるためには、ビタミンC は必要不可欠の栄養素というわけです。ストレスは高血圧を招く大敵です。
ストレスを撃退する力をつけるために、ビタミンCに富んだ食品を積極的にとりましょう。

加熱に強いビタミンC

高血圧に効果を発揮するビタミンCですが、加熱に弱いという性質をもっています。そのため、加熱調理の際に大部分が失われ、せっかくのビタミンCを効率よく摂取できないというデメリットがあります。その点、ピーマンは組織が強いうえにビタミンPという物質によって守られているため加熱に強く、失われるビタミンCも少なくて済みます。ただし、ビタミン以外の成分が損なわれることや、ピーマンのぱりっとした食感を生かすことを考慮すれば、加熱し過ぎは禁物です。ちなみに、ピーマンは緑色以外に赤や黄色、オレンジ色なども出回っていますが、これらは緑ピーマンよりもビタミンCを豊富に含んでいます。カラフルな色合いを楽しむ意味でも、いろいろなピーマンを使ってみましょう。

香り成分ピラジンも有効

ところで、ピーマンのもつ独特の香りは、ピラジンという物質によるもの。ピラジンには、血小板が寄り集まって血栓が作られる作用を抑える働き(抗血栓作用) があります。血栓ができやすくなると、脳卒中や心筋梗塞など、高血圧による合併症を引き起こしやすくなります。こうした深刻な合併症を予防するためには、抗血栓作用をもつピーマンはとても有効だといえるでしょう。

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